中等部超能力戦争
進学校の女子中学校での2人の女の子の仲違いから…ささやかなある現象が所々でほんのりと発生…?すでに小学生のころには変な力があった小清水さんは周囲から少しゆがんだ目で見られていた。
そして、いつしか小清水さんは中学生になると…浮いた存在になっていた。
そんな小清水さんの超能力をはるかだけは知っている。
小清水さんに近づくはるか。
その目的はいったい…。
女子校を舞台に思春期を迎える少女たち。
本音と建前、大人とは違う小さな社会のなかですれ違う気持ち。
そして、はるかも目覚める。
▼著者紹介藤野千夜1962年、福岡県生まれ。
千葉大学教育学部卒業後、出版社に勤務。
’95年「午後の時間割」で海燕新人文学賞を受賞してデビュー。
日常を軽やかに描きながら、すべてをやさしく抱きとめるような空気感を持ち、’98年には『おしゃべり怪談』で野間文芸新人賞を、2000年には「夏の約束」で第122回芥川賞を受賞。
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