淫らな飛天
桂木晶子は商社勤めのバツイチ40歳。
今は上海支局のマーケティング・マネージャーとして中国全土を駆け巡っている毎日だ。
敦煌へ出かけた時、懐かしい男と再会する。
以前勤めていた会社の同期・本間慎平だ。
慎平も仕事関係で、月に一度ほど中国を訪れていたのだった。
二人で食事をしながら思い出話に花を咲かせる。
白ワインに酔った晶子は(今夜は悪女に変身して、この人と……)と思い、慎平を部屋に誘うのだった。
慎平の腕に抱かれていると、砂漠でオアシスの水を得たような血の騒ぎを晶子は覚え……。
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