「尚哉くん、もっと舌ちょうだい……」「あん、おばさん。<br />むんぅ」ラブホテルのベッドに倒れこみ、年下の恋人に熱っぽく覆い被さった佐和子は、大きな鏡に映る淫らな自分を意識しながらネチョッと舌を突き出した。<br />結婚して18年。<br />もうすぐ四十路を迎えるが、今まで不倫など体験したこともなかった。<br />しかも相手は、自分より20歳も下の高校2年生の尚哉。<br />そして彼は、こともあろうに佐和子の一人息子の同級生だった! これにはある理由が……。<br />