夫と一人息子を持つ37歳の菅野那珂子は、私立大学付属の小学校に通う息子が中等部へ進学できるか悩んでばかりいた。<br />担任の先生と母親が親密な行動を取っているという噂を聞きつけた那珂子は、同じマンションに住む息子の同級生の母親にライバル心を燃やし、いてもたってもいられず、担任のマンションを訪ねる。<br />夫に開発され、「床上手」と言われるまでになっていた那珂子は、息子の進学を決定的なものにしようと、担任を誘惑し……。<br />