五〇二号室の視線
OLの末松雪絵は、全裸で自宅のベランダに立ち、夜風に触れて甘美な時間を過ごすのを密かな楽しみにしていた。
ある日、ベランダで開放感を味わっていると携帯が鳴る。
同じ会社に勤める憧れの営業マン・市川からの連絡だった。
緊張して出られなかった雪絵。
すると、直後に今度は非通知で自宅の電話が鳴った。
また市川からかと意を決して出ると、見知らぬ男がつぶやく。
「見てたよ、さっき」。
この男は向かい側のマンションから双眼鏡で雪絵の体をいつも見ているのだという。
些細な言動からこの男の正体が市川だと確信した雪絵は、言われるがままに行動をエスカレートさせていく。
送られてきたバイブを使って日中にオナニーまで披露。
言いようのない快感に身もだえした雪絵だったが、男の正体は……。
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