赤い巡礼道
還暦を迎えた作家・宗方志朗は、愛人・水木愛憐への思いが断ちきれずにいる。
彼女は2年前に北海道へ向かうフェリーで入水自殺を図って姿を消した。
しかし、どこかで生きてるような気がしてならなかった。
愛憐がいつか行きたいと話していたトルコを旅している最中に、志朗は30過ぎの千種玲子と知り合う。
愛憐そっくりの玲子に惹かれ、いつしかベッドを共にするようになった。
愛憐と玲子。
2人への思いが重なり、甘美な時間を過ごす志朗。
そして、玲子が愛憐の娘ではないかという思いにかられるが、確証はない。
東京に戻ってからも、バイアグラの力を借りて、玲子と逢瀬を重ねたが、何気ない会話から玲子がトルコ生まれだということを知り……。
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