カレセン部下
40歳の岩本勲は悩んでいた。
問題なのは16歳年下の部下・鈴木青葉のこと。
勲の前ではいつも無表情で、時折突き刺すような視線を向けてくるのである。
今日も一緒に日帰り出張に行ってきたが、ずっとつれない態度。
やっと会社に帰ってきたと思ったら、業務時間終了直前に書類のチェックを求めてきた。
ちょっとした言葉からも嫌悪感が伝わってくる。
青葉は整った顔立ちで清楚な雰囲気。
見るものをホッとさせる優しい笑みはファンが多いと聞く。
目立つタイプの美人ではないが、いつも周囲に人が集まるような穏やかな空気を持っていた。
170cm近い長身で、ビックリするぐらい高い位置に腰があり、抜群のプロポーションを誇っている。
そんな青葉に嫌われるのは、中年男にとってはつらかった。
結局、2人で残業することに。
なぜか青葉は休憩所に行く時もついてくる。
仕方なく勲は田舎で見合い話が出ていることを話すと、急に青葉が告白してきた。
つれない態度は照れ隠しで、青葉は重度の枯れ専だったのだ。
涙まで流した彼女だったが、勲は信じられない。
「罪深いほどに鈍感な部長にも私の想いが伝わるよう、証拠をお見せします」。
そうつぶやいた青葉が突然、唇を塞いできて……。
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