不動産会社社長をしていた辰男は57歳のとき、当時21歳だった祐香と再婚した。<br />しかし、10年経った今、会社を息子の圭介に譲って隠居した辰男は、男としての不具合に悩んでいた。<br />まだ31歳の女盛りである祐香を満足させてやることもできず、激しい前戯の後は、バイブレーターに頼るしかなかった。<br />だが、そんな自分の不甲斐なさに苛立ちを隠せない辰男は、ある日、圭介と祐香が男女の仲なのではないかという疑惑を持ち、ある計画を立て始める……。<br />