アイの洞窟
35歳の望月愛子は専業主婦。
夫と娘を東京に残し、今は故郷の佐渡島に来ている。
ひとり暮らしの母が体調を崩したと聞いたからだ。
実際に会ってみると、心配ないようで一安心。
そこで愛子は車で佐渡を回ってみることにした。
懐かしい海を眺めながら、これまでの結婚生活を振り返る愛子。
22歳で娘を産み、家事や育児に追われてきた。
四十路になった夫はとっくに妻への興味を失っている。
これでは可哀想だと思っていたひとり暮らしの母親と同じではないか。
そんなむなしさに襲われた愛子は、ふと思い立って、海に面した岩陰にある青の洞窟に行ってみることにした。
奥には美しい入江があり、そこからシュノーケル付きのマスクを装着したウェットスーツ姿の男が姿を見せた。
愛子に気づかず、全裸になる男性。
たくましい肉体、そしてペニスに見入ってしまった愛子は……。
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