森の妖精
波留花は3年ぶりに八甲田山の東南に位置する山奥の蔦沼にやってきた。
3年前は夫と一緒だったが、今回は一人きり。
もう40代半ばで、子供たちも成人し、夫との関係も恋人時代のようにはいかなくなった。
なんとなく寂しさを感じて、沼の中に吸い込まれそうになった時、50代半ばの男性に声をかけられる。
沼に飛び込むのではないかと感じたという。
彼の名前は関野。
互いに結婚していることを明かした上で、2人で他の沼を散策することにした。
そして、互いに寂しさを埋め合うように会話を重ねていく。
波留花は娘に彼氏ができて、女になったと気付いた時、若い頃には戻れないという思いに襲われたことを告白した。
「過去には戻れない。
だけど、いくつになっても恋愛はできる」。
そんな言葉をかけてくれた関野に抱きしめられ、キスを交わす。
波留花はそれだけ秘口が濡れてしまって……。
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