蛞蝓がたり
桃地一郎は65歳の元教師。
元教え子の羽衣子から誘いの手紙が届き、民話の語り聞かせと思わしき会に参加する。
会場の旅館を訪問すると驚愕した。
怪談を聞かせながら複数の男女による乱交が行われていたのだ。
桃地も衝動に駆られてそこに加わるが、「女に取り出してもらわない限り、男は自ら一物を露出してはいけない」という独自のルールに抵触し、別の部屋に連れ出される。
そこに、30歳となった羽衣子が現れた。
彫りの深い男前だった顔だちは、三十過ぎの照りが生まれ、程よい化粧と結い髪で、女の色香を漂わせている。
しなやかな肢体は学生時代と変わらずに、腰まわりの厚みがムンッと増していた。
着物姿で、豊かな黒髪を結い上げ、白いうなじが襟から覗いている。
羽衣子は実にいい女になっていた。
桃地は一旦静まった欲望が爆発し、嫌がる彼女に襲いかかると……。
更新中です。しばらくお待ちください。