おちゃらけ王
かつては無類の馬鹿者だったが、いまは怠惰な大学生に成り果てていた名雪小次郎。
そんな彼の前に、幼少からの腐れ縁 「魔王」 が現れ、言い放つ。
「君に用心棒を頼みたいのだ」。
多くの人間に金を借りている魔王は、借金を取り立てる債鬼から逃げつづけなければならないのだという。
やっかいな頼みを断る小次郎だったが、魔王の策略にはめられ、恐ろしい追っ手たちから無我夢中で逃げ回ることになる。
その逃亡劇の果てに二人を待っていたものは――? 馬鹿で奇妙奇天烈で爽快なネオ青春グラフィティ! 第17回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉受賞作。
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