‘金の記憶の彫金師’リコルドリクと記録者を巡って、対立するキャラバンと皇帝一派――その狭間で戸惑いつつも、月代玲音と仲間達は事態の収拾を目指し奔走する。<br /> 騒動の中、‘女王’の香恋により囚われた玲音は、皇帝一派の拠点において遂にリコルドリクと遭遇するが、不可視のその神は既にモニカの掌中にあった。<br /> 進退窮まった末、彼は‘将軍’周皓月にある交渉を持ち掛けるが…… 宝石箱より解き放たれた異能者達の騒乱劇、その結末は――!?