偽りの王子であることが暴かれたジャン。<br />だが、彼は自分こそがヴィクトルであると主張する ── 偽物は自分が討つと宣言をして。<br />それはジャン・アバディーンの名を捨てるということであり、二度と本当の自分に戻れなくなることを意味していた。<br /> そして、すべての決着をつけるべく、ジャンは驚くべき秘策を編み出す。<br />その姿は神童と呼ばれたヴィクトルそのもので。<br />物語はついにクライマックスへ!!