高2の深海こはくは、小さなトラウマを抱えている。<br /> ある日の通学途中、対向電車で見かけた他校の少年に恋をしてしまったこはく。<br /> 切ない目をした、名前も知らない彼。<br />もう一度会いたくて、あの駅で降りたこはくの目の前に、なぜか彼が現れて……。<br /> 君が好き――。<br />愛することを知って大人になっていく、こはくと萩の姿に大号泣! 『君の居ない世界で』で感動を呼んだ元田有が描く、通学電車の奇跡の恋。<br />