好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く
七年前、年下の男の子に、好きだといわれた。
それから、手も握らせないまま恋人のような関係をずっと続けている。
そして、私はまた、彼とは別の人を好きになる――〈表題作より〉。
好きな人と好きになりたい人が、どうして違うんだろう(長女)。
かっこいいって、卑怯だぁ(次女)。
恋は魔物の巣窟です(三女)。
神戸の街を舞台に、一緒に暮らす三姉妹の恋の、始まりと、真ん中と、終わり。
同じ時間を過ごす三人の恋を、三篇の短編で描く、切なく優しいラブストーリー。
恋は、いつだって、私たちの心をつんとさらっていく。
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