行列のできる不思議な洋食店
ある土曜の夜のこと。
空腹を満たそうと自宅を出た女子大生の山嶺結は、自宅近くの商店街にひっそりと建つ洋風家庭料理店『すずらん』の前に立っていた。
木製の扉には「会員専用時間帯です」と書かれたサインプレートがかかっている。
うしろからやってきた他の客と話すうち、なし崩し的に彼女は店に足を踏み入れる。
そこで結が目にしたのは、バケモノ――いわゆる怪物、幻獣、妖精などと言われる存在で満席の店内だった……。
あなたも『すずらん』で、愉快なバケモノたちと一緒に、美味しい料理に舌鼓を打ってみるのはどうだろう。
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