新宿陰陽師
欲望も希望も飲み込む巨大都市、東京。
その新宿の片隅に、赤星和真の事務所はある。
和真は近寄りがたい青年だ。
顔立ちは気品のある整ったものだが、新宿の住人特有の尖った雰囲気がある。
だが彼の稼業は水商売などではなく、陰陽師なのであった。
大手企業に勤める本条千晶は、自身の困り事をきっかけに和真と知り合う。
この時世に陰陽師を名乗る和真を信用できない千晶。
だが和真は言う。
子供も大人もネットを介し手軽に呪詛の言葉を発信し合う。
現代だからこそ呪いはある、と。
千晶はそれを身をもって知ることになる。
東京の光と闇、現代の陰陽師異聞。
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