今日こそはアイツに復讐しよう。<br />公園のベンチに座ってそう決意する僕の目の前に、女子高生のお姉さんが落ちてきた。<br /> ……アスレチックの上から。<br />彼女は微笑んで言う。<br /> 「しようぜ、復讐」 見知らぬお姉さんに引きずられ、僕(=小学五年生)の奇妙な旅が始まった。<br />旅なのか……な? 第17回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉受賞後、第一作。<br />可愛げのない小学生と、破天荒な女子高生。<br />おかしな二人の奇妙な旅を綴るメランコリック・ロードノベル。<br />