天体少年。
天文学者の父親とともに遠く南国の孤島に暮らしている少女・海良。
ある日、彼女が闇夜の草原で出逢ったのは、星空から降りたった不思議な少年・τ(タウ)だった。
「僕という天体は、宇宙を未来から過去へと進んでいる。
でもこの姿を浮かべていられるのは、ほんの七日間だけ。
だから今夜は僕にとって、君との最後の夜なんだよ――」 果たしてその謎めいた言葉の通りに、海良は毎夜、タウと出逢い続ける。
約束された出逢いの、避けられない別れの時へ向けて――。
時を遡る少年とすれ違い続ける少女が織りなす、たった七夜のラブストーリー。
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