猫とわたしと三丁目の怪屋敷
上月沙由実は中学生の女の子。
家族は普通の両親と、ちょっと変な兄。
そして十年以上生きている三毛猫の伊緒奈。
ある雨の降りそうな夕方、沙由実は姿の見えない伊緒奈を探すうちに、不思議な場所へと迷いこんでしまう。
そこにいたのは、見たこともない巨大な猫と、言葉を喋る猫の群れだった。
その集まりの名は‘猫集会’。
年経た猫は化ける――そして「猫の手」に任命した人間に、町の噂話を調べさせるのだという。
沙由実もまた、伊緒奈と一緒に「猫の手」として仕事をすることになり……不思議な猫たちの世界に迷い込んだ少女の、ご近所冒険譚。
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