私のあだ名は……「姫」だ。<br />そう呼ぶのは、高校でトップ4と呼ばれるヤンキーたち。<br />「お姫?! 今日もかわいいねっ」「ぼ、僕があなたのことを姫と呼ぶのは仕方なくですよっ!」「で、姫はいつ俺とデートしてくれるのかな?」「簡単に誘われてんなよ。<br />おまえ、隙多すぎだっつーの」…………どうしてこうなった?これは、ファッションデザイナーを夢見る平凡な私が、なんとヤンキー工業高校の姫になってしまったという、そんな物語。<br />