エリート聖職者・鼎が目指すのは教皇への出世。<br />権力の後ろ盾によって熾烈な競争に勝ち残ろうと、愛人契約を結んだのは二人の貴公子――将弘皇子と大貴族ハリス。<br />元教え子でありながらサディスティックな言葉で責めてくる彼らは、あらゆる手管で鼎の躰を強欲に貪り尽くす。<br />鼎がすべてを犠牲にしてまで教皇の座を目指す目的とは一体なんなのか――。<br />愛欲や策略が渦巻く中、ライバル聖職者が失脚を狙った罠を仕掛け!?