夜が運ばれてくるまでに
男の子と女の子は、隣に住むおばあさんの家に遊びに行き、夜が来るまでのわずかな時間に、いろいろなお話しを聞くのが好きでした。
もう、あの村におばあさんはいません。
男の子は、小説家になって、女の子は、歌手になって、ときどき、おばあさんのお話を思い出しているのです。
――― ドキリとする、ウルッとする、元気になる、胸が痛む、答えを探す、今はいない人を思い出す、そんな‘心が動く掌編’25篇を収録。
時雨沢恵一&黒星紅白が贈る‘眠るまでのひとときに読む絵本’。
オールカラーで登場。
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