優しいサヨナラの遺しかた
童話作家の父を亡くした大学生の智永読が、火葬場で出会った謎の美少女・小日向しるし。
彼女は、依頼主の希望どおりに人生の最期を演出する‘終幕プランナー’だと名乗るのだった。
葬儀屋とも納棺師とも違い、この世を去った依頼主に代わって彼らが遺したかった物を守り、遺したくなかった物を処分するのが仕事だという彼女。
その足跡を追って辿り着いたのは小日向人生相談所という怪しげな事務所で……。
とある能力を買われ、そこで働くことになった読。
彼は、老若男女様々な依頼主が望んだ十人十色の‘サヨナラ’を目の当たりにするのだが――。
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