騙王
口先で騙り、金も力も愛も手に入れた少年フィッツラルド。
ついに王座にまで手をかけた――と確信した刹那、気まぐれな運命は彼を嘲笑う。
周辺諸国の謀略に巻き込まれ、その手から王座という宝が零れ落ち、少年は再び死闘へと乗り出すことを決意する。
そして謀略の陰に、死んだはずの男――婚約者リズの兄、ルウェウス――の存在を嗅ぎとったフィッツラルドは……。
複雑に絡み合った罠、信じていた人間の裏切り、そして忍び寄る暗殺の手。
フィッツラルドは果たして、自らを翻弄する運命に、勝つことができるのか――? 痛快な時代ロマン小説!
更新中です。しばらくお待ちください。