デッドエンド
生涯最後の決闘――。
相手は幼き頃からの同門。
敵意を向かい合わせて腕を磨いた、我が半生の片割れ。
かつて一度として剣を届かせることのできなかった仇敵。
どちらが真剣での決着を言い出したのか。
とにかく、確かに私は斬られたのだった。
だが気付けば、私は果たし合いの直前に戻っていた。
斬り殺される度に、時間は巻き戻される。
死ぬ度に蘇る。
そしてまた斬り結ぶ。
私の振るう剣が、あの男に届くまで。
不可解な現象に巻き込まれた‘死に戻り’の剣士が辿る、数奇な一生とは――。
入間人間がおくる、異端の剣豪小説。
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