やり残した、さよならの宿題
小学生の青斗が住む海沿いの田舎町には、ひとつの伝説があった。
それは土岐波神社にお願いすると、神様のトキコさまがやり直したい過去に‘時渡り’させてくれるというもの。
両親の離婚で、大好きなこの町と離ればなれになってしまう少女・鈴。
そんな彼女のために最高の夏休みをプレゼントしようとする少年・青斗。
二人きりで過ごす最後の夏休み。
神社で遊んでいた彼らの前に現れたのは、遠い所からやってきたという不思議な女性・一花だった。
――これはそれぞれが胸に秘めたさよならの物語。
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