COMIC
GAME
G動画
G写真
ラノベ
通販
いいね
Rank

折原臨也と

「俺は、人間を観察する為に最低限の技術と知識さえあればいいさ」折原臨也という男は、名探偵というわけじゃない。
寧ろ、その全く逆の存在だ。
あいつは自分の目の前で起こった事を、大抵の事は躊躇い無く受け入れる。
目と鼻の先で実の家族が撃ち殺されようが、臨也はその殺人犯に対して笑顔で語りかける。
──『今、どんな気分だい?』ってな。
だから、折原臨也は倫理的に褒められるような行動はしないし、論理的な推理もしない。
目の前で起こった事を淡々と受け入れて、さも『全部自分の予想通りだ』って面をする。
あいつは犯人や被害者を追い詰める道化師だ。
恨みも怒りも無いのに、ただ、自分の楽しみの為に追い詰めて追い詰めて……そのまま相手が崖から落ちたのを観て笑う嫌なピエロだ。
折原臨也は名探偵じゃない。
どこまでも強気なピエロで、関わった奴をみんな沼に引きずり込む疫病神だ──。




ユーザレビュー
  • 0
  • 0
  • 0



ライトノベル・小説
©LOQUY 2018-2024 AllRight Reserve.