名村哲平と桐沢弥生。<br />二人はコンビニで出会い、そして「非日常」の扉を一緒に開けた。<br />彼らが迷い込んだその先は、時間が一日ずつさかのぼっていくという「フリップ世界」だった。<br />毎日過去に戻されていく名村と桐沢は、悩み、苦しみ、励まし合い、笑い合って、なんとか出口を模索しようとするが…。<br />そんな二人の様子を、真っ黒な少女がずっと眺めていた。<br />