『――立ち去るがよい、外部者よ』 ついに辿り着いた、魔法大国ファルサス。<br />しかし世界を害する‘異物’と判ざれた雫は、非情にも王・ラルスに剣を向けられる。<br />ラルスと戦う決意をし、瀕死の重傷を負った雫の一方、エリクは過去を追憶する。<br />自らが殺した、ある一人の少女のことを……。<br />そして‘死者蘇生’の禁呪による事件で国中に暗雲が漂うなか、雫とエリク、二人の運命は分岐点を迎え――。<br />異世界の秘された‘真相’が明らかになる、衝撃の第2巻!