世界はほんの少しの闇と溢れるばかりの愛で満ちている
両親を亡くした瞳子は、優しい従姉妹・綾乃の一家と暮らしている。
高校に入学した瞳子は、1冊の本がきっかけで、同じクラスの人気者の保科と仲良くなった。
引っ込み思案な瞳子だったけど、優しい保科との時間に、ほのかな想いを抱くように。
そんな時、瞳子にまつわる、根も葉もない悪い噂が流れて……。
クラスから孤立し、保科からも誤解され、深く傷ついた瞳子に手を差し伸べてくれたのは意外な人物で――。
ようやく居場所を見つけた瞳子。
でも、束の間の幸せの先に、思いもよらない残酷な運命が待ち受けていた。
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