しにがみのバラッド。
ダニエルは、モモのいなくなった世界で、ひとりぼっちで旅をしていました。
モモが残した‘想い’を拾い集めながら。
何処かでまたモモに逢えるんじゃないかと想いながら――。
モモとアンは魂を扱うことで、この世のバランスを保つ存在でした。
その二人が、今はいない――。
ならば逆に、くずれたこの世のバランスをもう一度取り戻すことで、もしかすると、もう一度モモに逢えるかもしれないとダニエルは考えました。
そして、ダニエルは、モモと関わった人間たちが残す‘想い’をさがしはじめます。
これは、‘真っ白い花’が世界に残した、‘想い’をたどる物語。
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