天性の美貌と才能を持つ猿楽師の三郎は、父の死をきっかけに兄の一座を離れた。<br />そして自分の一座を建て、将軍の前で舞いたいという野望を抱く。<br />能楽の大成者・観阿弥が新たな芸術の創造に向け試行錯誤する若き日の姿を鮮烈に描く。<br />