京都で暮らす大学生・直史とその妹・まどかのお役目は、あやかしを語り、命を与える「語り手」。<br />あやかしたちのお礼の品は、おいしい海の幸・山の幸。<br /> 間を取り持つのは、うさぎに変化する神様・ククリ姫。<br />みんなで食卓を囲む日々が始まってから早くも半年。<br />謎めいた「からくさ図書館」の館長さん、助手の時子、上官の安倍晴明。<br />さまざまな出会いを経た直史は、自分の進むべき道に巡り合い――。<br />悠久の古都・京都で語られる、異類交遊ファンタジー。<br />