三首四眼五臂六脚、戦場に現れ一軍をも滅ぼすという――これは未だ生まれぬ‘怪物を殺す怪物’の物語。<br />不死にして無敵の怪物、覇王ラガンに七国が蹂躙されていた時代、ひとつの街に、三人の半端者が流れ着いた。<br />口八丁のヒョウ使い。<br />突くべき鐘を持たない鐘突き男。<br />亡国の皇姫を名乗る小便餓鬼。<br />奇妙な三人が出会う時――もう一匹の怪物が、凄まじい産声を上げる……!! 奇才・古橋秀之が放つ、乾坤一擲、渾身の中華ファンタジー!