おかえりの神様
理不尽な上司からクビを宣告され、神尾祈里の心は折れていた。
故郷を離れて数年、両親と新婚の兄夫婦が暮らす実家に自分の居場所は無く、両想いだと思っていた男にも連絡を絶たれ、慣れないこの地で相談できる人はいない。
……でも猫ならいた。
帰り道で連れ帰った捨て猫四匹。
その中に混じっていた狸が、人の言葉を喋ったかと思えば自分は神様だと言い出して……?? 『おかえり。
随分痛い目にあったようだな』 ‘なんでも話せる相手がいる’温かさをお届けいたします。
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