晴れて第一志望の教育学部に入学した榛名なずなの大学生活は、苦労の連続だった。<br />そんな日々の中、彼女はとある窮地を年上の同級生に救われる。<br />突き放すような優しさを持つ彼に、次第に惹かれていくなずなだったが……。<br />たとえば彼女が死んでも、きっとその花は咲くだろう。<br />絶望的な愛情の狭間で、命をかけて彼女は彼のものになる。<br />著者の最高傑作に<書き下ろし後日譚>を収録。<br />愛と死を告げる、新時代の恋愛ミステリー。<br />