遠野の老舗旅館「迷家荘」の番頭として平穏な日々を過ごしていた司貴の元に、突然担当編集者が会いに来た。<br />手元にあるのは、予定が遅れているのに全く書き進められていない真っ白な原稿用紙。<br />作家人生のピンチ!?と思いきや、彼は妖怪にまつわる相談があると言う。<br /> いつものように座敷童子を始めとした妖怪達と協力して解決を図る司貴だったが、迷家荘の中で殺人事件が起こってしまい――。<br />