散らない薔薇と神殿に潜む密偵。<br />問題を解決すべく対策を練るフィグネリアだったが、アドロフ公の「お前の婿は本当に次期皇帝の伴侶としてやっていけるのか」という言葉が頭を離れない。<br />一方、クロードもまた妻の戸惑いに気づくも、話してもらえず落ち着かない気持ちでいた。<br />そんなとき、神子と話したクロードは己の笛にまつわる秘密と重要な事実を知り――!? 婚姻ラブロマン、堂々完結!