人間と吸血鬼が、昼と夜を分け合う世界。<br />山森頼雅は両親が営むコンビニを手伝う高校生。<br />夕方を迎えると毎日、自分と同じ蓮大付属に通う少女が紅茶を買っていく。<br />それを冷蔵庫の奥から確認するのが彼の日課になっていた。<br />そんなある日、その少女、冴原綾萌と出会い、吸血鬼も自分たちと同じ、いわゆる普通の高校生なのだと知る。<br />普通に出会い、普通に惹かれ合う二人だが、夜の中で寄せ合う想いが彼らを悩ませていく……。<br />夏の夜を焦がすラブストーリー。<br />