「勝ちたい。<br />勝たねばならない」刈谷との階段レースに敗れるも、再戦を渇望する幸宏。<br />来るべきそれを確信しつつ、すべての始まりである「あの日」に想いを馳せる刈谷。<br />勝負にこだわるあまり周囲から孤立していく幸宏を気にかける階段部の面々――。<br />しかし、彼等は知らなかった。<br />2人の決戦に呼応するかのごとく創設以来最大の危機が階段部に迫っていることを……! ビバ青春の無駄足! すべての『疾走る者たち』に贈る学園グラフィティ、堂々完結!!