これはきっと、恋じゃない
「聖女様とアルファド様は、お似合いね」かつて、彼と婚約していたのは、私だった。
今はただの下働きである私の……。
異世界からの聖女召喚が成功したと聞かされたとき、私は礼拝堂で祈りを捧げている最中だった。
聖女候補として神殿に引き取られて早十数年。
私の人生は全て、聖女になる為のものだった。
ついに私も、お払い箱か――。
そう思っていた。
なのに。
「俺を望むことを、あきらめないでくれ」なぜ、貴方がそれを言うの? 幸せを願わずにはいられない純愛物語!
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