希望、葛藤、想い――祖父が命を失くしたのは、自身に宿る疫病神のせいだった。<br />三年に一度、子どもと老人のすべてを殺める病を撒き散らす疫病神。<br />次の発症まであと数日。<br />鹿の子は宮廷を離れ、皆を病から譲ろうとするが、その中で戦争の準備が始まっており…鹿の子がつむぐ物語、ついに完結。<br />