高校最後の一年と四郎を残し、未来は去った。<br />広美と結ばれた四郎は、彼女との将来のため料理を勉強し、広島に留まろうと考え始める。<br />気が置けない友人達や相変わらずの和田、ぎこちなさはありつつも、優しいままの三好。<br />未来だけがいない穏やかな日々を過ごし卒業を迎えた四郎は、独り立ちを前に父からの誘いで一時東京へ戻ることに。<br />これからのことを母や姉達にも伝え、自分の未来へ歩き出した彼に、思いがけない再会の時が訪れる――。<br />待望の、最終幕。<br />