お互いにありえない相手だった――女王的存在の彼女と、カースト最底辺のぼく。<br />学校では絶対に交わるはずもないふたり。<br />だから、ぼくたちは、この短い旅がなければ、この世界がなければ、恋などしなかったのに――。<br />