遠藤正樹は嘘がわかる特異体質で、川端小百合は決して嘘をつかない少女だった。<br />そして学校のアイドル佐倉成美は、常に嘘をふりまく少女だった。<br />ある日、川端と佐倉の共通の友人が亡くなってしまう。<br />自殺という噂だったが川端は「彼女は殺された」と言い、佐倉も「彼女を追い詰めたのは私」とうそぶく。<br />真相を知りたいと川端に頼まれた正樹は、その力で誰も知らない佐倉の心の内を知ってしまい――。<br />願いと嘘と恋が交錯するトライアングルストーリー。<br />