度重なる国難を乗り越えたギルナ王国の聖女‘救国の女王アイシャ’の名は世界中に轟いていた。<br />日夜復興作業に励むアイシャの元に姉のケイから一報が届く。<br />かつて王国を魔族から救った伝説の剣が発見されたというのだ。<br />アイシャがその刀身に触れると剣を携えた女神像は幼い少女へと姿を変える。<br />「私の名前は――カリバーン」平和を求めるアイシャを余所に聖剣と領土を巡って各地では戦乱の火蓋が切り落とされようとしていた。<br />