イヴ。<br />それはツバサが永遠に無垢でいるために生まれた人格。<br />――ツバサとイヴ。<br />二人との出会いは、いつもの気怠い夏を、忘れられないものにしてくれた。<br />それは、少しばかりややこしく、少しばかり悲しい気分にさせられるものではあったけれど――。<br />高2の夏、まぎれもなく、オレは、1/14569の彼女と恋をした。<br />ファンタジア大賞〈銀賞〉受賞の、新しい青春小説!