ねこたま
時は、貴族社会が形骸化し、王侯貴族たちが、やることをなくしてしまった、そんな時代―。
ルー・ヴァイアは王太子ガルタのお伴として人跡未踏の地、デルゾントに向かっていた。
一行の目的はデルゾントのどこかに眠るという〈王女の卵〉の探索。
だが、気化狼に襲われ、いきなり主従ふたりっきりになってしまった彼らの前に、奇妙な少女が現れる。
伝説の魔獣ガシューに育てられたというその少女アクアクは、〈卵〉のありかを知っているというが…。
安田均氏他選考委員が驚嘆した期待の新人。
第二回ファンタジア長編小説大賞準入選作。
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